1962(昭和37年)/10/24公開
配給:松竹 製作:松竹株式会社
前作の続篇で、川口松太郎原作から、前作のコンビ富田義朗が脚色、中村登が監督した純愛メロドラマ。撮影は平瀬静雄が担当している。
愛染かつらの樹の下で愛を誓い合った津村浩三と高石かつ枝は、相互にその愛を深めていったが、歌手になったかつ枝は多忙をきわめ、浩三は一日でも早く両親に結婚の承諾を得ようと、かつ枝に同意を求めた。しかしかつ枝はレコード会社の岡村への義理もあり、すぐ歌手をやめるわけにもいかなかった。一方、浩三の父津村博士の病院が思わしくなく閉鎖寸前だった。そこで医学界の大御所中田博士は、娘の未知子と浩三の結婚を前提とし経済援助を約し、浩三の母、叔父も大乗り気だった。突然、津村の急死により浩三は院長に就任し、中田の息子正弘が事務長