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海の地図

1959(昭和34年)/6/30公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

婦人公論に連載された石原慎太郎の同名小説の映画化。柳井隆雄が脚色し、堀内真直が監督、小原治夫が撮影した。

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スタッフ

原作:
監督:
音楽:
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ストーリー

大学生の水品晶子はラグビー部の岡崎啓介と恋仲だった。学者肌の秀才・杉浦も晶子が好きだった。夏休み、青春の歓びを満喫しているつもりなのだが、晶子は何か物足りないような思いで一杯だった。そんな或る日、晶子は黒い喪旗を掲げた三本マストのヨットから降りた初老の紳士を見た。愛する妻を遠い海で失ったという外村義高だった。晶子は白い箱をもつ外村に魅かれた。外村も亡き妻に似た晶子に魅かれた。数日後二人は会い、偶然だったが晶子は叔母の菊子が何故外村と知り合いなのか知りたいと思った。外村の身辺に漂う秘密をつきとめたかった。秋のある日、晶子は啓介とヨットで海に出た。夕刻から海が荒れた。遭難した二人を助けてくれたのは外村のヨットだった。外村の別荘で晶子の好奇心は満たされた。晶子の亡くなった父と外村はラグビー仲間だった。晶子の母は外村を愛していた。それなのに父と結ばれたのは叔母も外村を愛していることを母は知っていたからだと晶子は思った。外村のヨット・セブンシーズ号で晶子の全快祝いが外村と二人きりで行われた。外村が亡き妻と結婚したのは彼女が晶子の母に似ていたからだということを晶子は知っていた。その夜、外村のヨットから帰る晶子を待っていたのは啓介だった。外村と結婚したいという晶子の言葉に啓介は愕然となった。彼には晶子がただの娼婦になってしまったように思えた。外村は啓介に言った。「次の土曜日三人で会おう。その時彼女がどちらを選ぶかで決めよう--」

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